BPASSレポート vol.3 〜パワーハラスメントの境界線はどこか〜

株式会社ビジネスパスポート藤田です。
会社として、パワーハラスメント法制化の準備はお済みでしょうか?
ハラスメントへの対策として、いつまでに何が必要なのか、どのように対策
するのか、についてお伝えするセミナーをご用意いたしました。

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□□ 1.ヒトリゴト 〜パワーハラスメントの境界線はどこか〜 □□
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職場で上司が部下に対して次のような2つの発言をしました。
a.「お前、何やってんだコノヤロー!」
b.「無理しないでください」
さて、aとbのどちらがパワハラに当たる発言でしょうか?

当社では、企業の管理職の方を対象にした研修を数多く手掛けておりますが、 研修内では、受講者に対し、職場内で起こりそうな具体的事例について、 パワハラに該当する(またはその恐れがある)かどうかを問い、境界線を 確認しますが、まだまだ各人によって考え方に相当な開きがあります。 各職場の置かれている状況に応じて、あるいは企業風土や業界も絡み合い、 常識や文化が大きく異なっている実態がみてとれます。

そして、管理職である受講者自身も、日々の部下指導の中で、 「業務の適正な範囲とパワハラの境界線」に悩んでいます。
しかしながら、実は、この境界線をお伝えすることは簡単ではありません。

冒頭の質問に戻りましょう。
「お前、何やってんだコノヤロー!」と発言したとして、これはパワハラで しょうか。

部下が、パソコンに向かって通常の作業をしていた場合だとしたら、パワハ ラになる恐れがあるでしょう。
一方で、部下が身体に危険を及ぼすような作業現場で、安全管理に関するあ りえないミスをした場合には、業務上の適正な指示の範囲だとすることがで きるでしょう。

たとえ言葉が綺麗だったとしても、休前日の終業時間間近に、休み明け朝締 め切りの仕事を与え、「無理しないでください」と声を掛けたとしたらどう でしょう。それが恒常的に行われていたとしたら、指示を受ける方はどのよ うに感じるでしょう。嫌がらせ、パワハラと解しても無理はないでしょう。
このように、個別具体的な状況に応じて、その行為の必要性があったか、 あった場合には、さらに相当性があったかで判断していく必要があることが、 「パワハラの境界線」判断を難しくしている要因だと思います。


職場のいじめ・嫌がらせに関する労働相談は年々増加しており、
2012年以降厚生労働省に寄せられる労働相談の中で最も多くなっています。
また同省の実態調査によれば、過去3年間にパワハラを受けたと回答した労働者は、ほぼ三分の一に上っており、対策が喫緊の課題になって参りました。

当社への研修のご依頼も、ハラスメントをプログラムに加えたいという要望が増えていると感じています。

 ・「仕事はみて盗むもの」という職人気質の先輩とマニュアル重視の
   若手の文化とのギャップを埋めたい。
  (意見を擦り合わせ、共通の認識を持つ)

 ・管理職がパワハラと言われることを恐れて、指導をためらってしまう。
  業務としての指導はしっかりできるように境界線を教えて欲しい。
  (正しい知識を持って、自信をもって指導に踏み出す)

 ・管理職が、部下に指導をしても言い返され、どう切り返していいのか、
  どう伝えれば良いのか悩んでいる。部下指導のノウハウを教えて欲しい。
  (パワハラにならない部下指導方法のノウハウ)

具体的にはこのような研修ニーズです。

こうした社会情勢を受けて、この程パワハラ防止が法制化(労働施策総合推進法の改正)されました。
大企業は2020年6月、中小企業も2022年4月から、事業主に対しパワハラ防止措置が義務化されます。
ハラスメントは、職場のパフォーマンスを下げ、良い人材の離職にもつながり、ひいては採用にもボディブローのように影響を及ぼす問題です。

情報が簡単に入手できる今、パワハラ問題は避けて通ることはできません。「世代間ギャップ」という都合の良い言葉で誤魔化さずに、会社として、真っ先に手をつけるべき課題ではないでしょうか。


会社として、パワーハラスメント法制化の準備はお済みでしょうか?


株式会社ビジネスパスポート
コンサル・商品企画部部長・講師 藤田 武


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□□ 2.ビジネスパスポートセミナーのご案内 □□
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『パワハラ法制化対策セミナー
 基本から解決まで 〜いつまでに何をすればよいのか〜』

【セミナーの内容】

ハラスメントへの対策として、いつまでに何が必要なのか、
どのように対策するのか、についてお伝えするセミナーをご用意いたしました。
法制化への対応方法の理解の為に是非ご利用ください。

1.法制化に伴いいつまでに何をすればよいのか?
  @事業者は、ハラスメントに関しどのような義務を負うのか
  Aパワハラ法制化の内容
  B法制化の背景
2.パワハラの基礎知識
  @パワハラとは
  Aパワハラの境界線
3.会社としてのハラスメント法制化対応策
  @具体的なTODOと解決策
  A一歩先行くハラスメント予防対策


【こんな方は是非ご参加ください】

・心配はあるけれど・・・どこからがパワハラなのか知りたい。
・何から手をつけたら良いものか分からない。
・人事も多業務で自社では人手が足りない。
・簡潔に法制化対応の解決法を教えてほしい。
・誰かに相談したい。

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開催日:2019年12月5日(木)

開催時間:16:30〜18:00 (受付開始時間:16:00)

開催場所:イノベーションズアイ事務局 セミナールーム
(東京都千代田区神田錦町1-4-8 6階)

会費:無料

定員: 10名  ※先着順

主催者:株式会社ビジネスパスポート
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【講師プロフィール】

藤田 武 (ふじた たけし)

複数の会社の経営に携わる中、中小企業では、限られた人材で、関連する多様な法律に対応していかなくてはならない現実に直面してきました。自社だけで抱え込むのではなく、周辺知識を持つ人材とシェアする仕組みを考えています。

新日鉄(現日本製鉄)出身
総務、人事、建築営業、能力開発、経営企画、都市開発
都市開発事業部 開発部長
関連会社社長を経て
現在は、経験を活かして株式会社ビジネスパスポートのコンサル・商品企画部部長・
講師として活躍中。
MIT(マサチューセッツ工科大学)工学修士。
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▼セミナーのお申込み方法▼

以下をご明記の上、メールでご連絡ください。


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□2019年12月5日 パワハラ法制化対策セミナー参加希望
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ご参加お待ちしております。

※受付後、メールにて「受付完了メール」を差し上げます。
 万が一、1週間経っても返事がない場合はお手数ではございますがご連絡ください
 ます様お願いいたします。


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