BPASSレポート vol.16 〜楽しんで前向きに研修へ〜

ビジネスパスポート 萩原 俊樹 です

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□□ 1.ヒトリゴト 〜楽しんで前向きに研修へ〜□□
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研修の講師をやっていますと、非常に手ごたえの
ある研修ができたと感じる時と、手ごたえを全く
感じない時があります。手ごたえを感じる時とは、
受講生の皆さんが前向きに研修に参加され、活発な
意見交換ができて、何かをつかんだと感じる時です。
逆に、上司から指示、人事からの指示でいやいや参加
して、その気持ちのまま最後まで過ごされる受講生が
見受けられると、とても残念に感じます。

 我々のやっている研修は、職場における行動改革の
きっかけづくりを狙いとしたものです。
自己の置かれた環境の認識と、自身に対する役割期待
の整理をすることで、ギャップに気づくことです。
それゆえ研修の進め方としても、講師が一方的に講義
を行い、一つの答えを教え、ある型にはめる知識付与
型ではなく、答えは一つではなく自分で気づきことを
狙っています。受講生が自己成長を感じるようにグル
ープ討議、ケーススタディを行う体験学習で行います。
研修前の事前課題として
・「管理職」とは何ですか
・何故「リーダーシップ」が必要ですか
などの意識の整理をしていただき、各セッションの
最初に事前課題で考えた内容を披露して、他の受講者
の意見を聞いてから各セッションに入ります。
そうすることで、セッションの学びを「自分事」と
して考えて参加していただくことができます。
研修内容が「自分事」として腹落ちできます。
研修後のアンケートでも、
「それぞれのセッションに入る前にテーマに即した
トークの時間が設けられていたのは、鮮度を保った状
態で確認できたのがよかった」との声を頂いています。

 少し前の話にはなりますが、スポーツ報知評論家の
桑田真澄氏が、TBS系「サンデーモーニング」出演
した際に、ソフトバンクが「SMBC 日本シリーズ
2020」で2年連続で巨人に4連勝し日本一になっ
たことについて、「今回ソフトバンクの選手を見てい
ると自分で考え、選手同士が協力してプレーしている
ように見えた。一方、ジャイアンツは指示待ち。」
「選手も個々の実力も大事だと思うんですが、指示を
待って動くのではなくてもっと自分で考えて動くこと
が普段の生活、練習から大事」と指摘していたことが
印象的でした。
社員も同じです。研修の場でも楽しんで前向きに、
自分事に落とし込んで参加いただくことが、大切だと
思います。

何をすればいいかは、それぞれの管理職によって
異なります。
管理職の仕事はリーダーシップを発揮して問題解決を
図り、部下とのコミュニケーションを適切にとること
によって、自組織を最大のパフォーマンスを発揮する
職場に作り上げることです。

研修に楽しんで前向きに参加していただくことで、
何かをつかんで日々の仕事に反映していただければ、
講師冥利につきます。

(株式会社ビジネスパスポート
コンサル・商品企画部 講師 萩原 俊樹)